仲介と買取はなぜ価格に差がつく?買取価格の中身

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執筆:リヴウェル事業推進部

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Photo: Nicobanderob1 / Pixabay

ANSWER

買取の価格が仲介より低くなるのは、買い取った会社が再び売るまでにかかる費用と利益を、先に差し引いて値段を出すからです。差し引かれるのは、リフォーム費用・販売の経費・持っている間の費用・会社の利益です。早く確実に売りたいなら買取、価格を優先するなら仲介が向いています。

この記事の要点

  • 仲介は買主を探す、買取は会社が買主になる
  • 買取価格は「再販価格から費用と利益を引いた額」
  • 早さ・確実さと価格のどちらを優先するかで選ぶ

現場から

リヴウェルでは、同じ物件について仲介の場合と買取の場合の両方の金額を並べてお出ししています。東京23区の50㎡のマンションを例にすると、5,000万円で売れる見込みの物件で、買取は1,600万円ほど低くなる計算になることもあります(金額は説明のための例です)。

結論:買取は「早さと手間のなさ」を価格で買うもの

不動産会社に直接買ってもらう「買取」は、仲介で買主を探すより価格が低くなるのが一般的です。その差は、不動産会社が買ったあとにかかる費用と、売れるまでの不確かさの分です。そのかわり、早く確実に現金にでき、内見や引渡し後の責任の負担も軽くなります。

仲介と買取のちがい

仲介買取
買う人一般の個人など不動産会社
売れるまで3〜6 か月ほど数週間〜1 か月ほど
価格市場の相場相場より低い
仲介手数料かかるかからないことが多い
内見何度もある業者が 1〜2 回見るだけ
引渡し後の責任負うのが一般的免除されることが多い

買取価格はどう決まるか

不動産会社は、買った物件を手直しして売り直します。そのため、買取価格は「売り直す価格」から逆算して決まります。

買取価格 = 売り直す価格 − 手直しの費用 − 売るまでの経費 − 会社の利益

差し引かれるものの中身は、次のとおりです。

  • 手直しの費用:内装のやり直し、水回りの交換、外壁や屋根の補修など
  • 売るまでの経費:登記の費用、不動産取得税、固定資産税、借入の利息、売るときの広告費
  • 売れるまでの不確かさ:売り直すまでに相場が下がる可能性の分
  • 会社の利益

手直しが少なくて済む物件や、売り直しやすい場所の物件ほど、差し引かれる分が小さくなり、仲介との差は縮まります。

買取が向いている場合

次のような場合は、価格が下がっても買取を選ぶ理由があります。

  • 決まった日までに必ず現金にしたい(住み替え先の支払い、相続税の納付など)
  • 近所に知られずに売りたい(広告を出さずに済む)
  • 古くて傷みが大きく、一般の買主様には住宅ローンが付きにくい
  • 引渡し後に不具合が見つかったときの責任を負いたくない
  • 遠方に住んでいて、内見の立ち会いや片付けが難しい

仲介と買取を組み合わせる方法

「買取保証」という方法もあります。まず一定の期間、仲介で売り出し、その期間に売れなければ、あらかじめ決めた価格で不動産会社が買い取るものです。

仲介で高く売れる可能性を残しながら、売れなかったときの期限も決められます。保証の価格と期間は、契約の前に書面で確かめてください。

買取を頼むときに確かめること

  • 1 社だけでなく、複数の会社に買取価格を出してもらう
  • 仲介で売った場合の査定額も、同時に聞いて比べる
  • 契約不適合責任(引渡し後の不具合の責任)を免除してもらえるか
  • 残置物(家具や家電)をそのままにして引き渡せるか
  • 代金を受け取る日と、引越しの日の関係

価格の差だけでなく、手間と期間をお金に換えたらいくらかで考えると、どちらが合うか判断しやすくなります。

計算の例

相場で 4,000 万円ほどのマンションを例に、手取りの違いを考えてみます(数字は説明のための仮のものです)。

  • 仲介で 4,000 万円で売れた場合:仲介手数料(3%+6 万円に消費税)が約 139 万円かかり、手元に残るのは約 3,861 万円。売れるまでに 3〜6 か月かかり、その間の固定資産税や管理費は売主様が払います。
  • 買取で 3,300 万円の場合:仲介手数料はかからず、手元に残るのは 3,300 万円。1 か月ほどで現金になります。

この例では差は約 560 万円です。この差を「早さ」「手間のなさ」「引渡し後の責任がないこと」の対価として受け入れられるかで、どちらを選ぶかが決まります。実際の買取価格は物件と会社によって大きく違うので、必ず複数の会社に出してもらって比べてください。

買取でよくある誤解

  • 「買取なら古くても高く買ってもらえる」:古い物件ほど手直しの費用がかかるので、仲介との差は大きくなりやすいです。
  • 「買取は税金がかからない」:仲介でも買取でも、売って利益が出れば同じように税金の対象です。住んでいた家の 3,000 万円控除などの特例は、どちらでも使えます。
  • 「一度査定を頼むと、売らないといけない」:買取の査定も、売るかどうかを決めるための材料です。

よくある質問

買取はどんなときに向いていますか。

引越しの期限が決まっている、内見の対応が難しい、建物の傷みが大きいなど、早さや手間の少なさを優先したいときです。

買取だと、売ったあとの責任はどうなりますか。

買主が不動産会社のため、建物の不具合について売主の責任(契約不適合責任)を負わない条件にすることが多くあります。条件は契約ごとに確かめてください。

仲介で売り出して、売れなければ買取に切り替えられますか。

できます。期限を決めて仲介で売り出し、その期限までに売れなければ買取に切り替える進め方もあります。

ご自身の場合はどうなるか、直接お聞かせください。

売ると決めていない段階の、査定だけ・相談だけでも構いません。お名前とご連絡先だけで申し込めます。

電話で売却の相談03-6302-0930受付 9:30〜18:30/火・水 定休

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