日銀の利上げで政策金利1.25%、買主の「借りられる額」はどう変わった?
この記事は2026年11月時点の情報です。制度や数字はその後変わることがあります。
執筆:リヴウェル事業推進部
ANSWER
2026年9月18日、日本銀行が政策金利を1.25%に引き上げました。5,000万円を35年で借りる場合、月々の返済は年初より約1万8,000円増える計算です。毎月14万円まで返せる買主様なら、借りられる額は約690万円縮みますが、変動金利で借りる方の多くは、まだ審査で借りられる額が変わっていません。
この記事の要点
- 変動金利(優遇後)は年初の約0.4%から1.163%へ、上がった幅は約0.8%
- 月14万円返せる人の借入額は5,486万円→4,799万円(試算)
- 先に影響を受けるのは固定金利で買う方
現場から
リヴウェルでは「値下げの前に、いまの相場を確かめておきたい」というご相談からお受けしています。下げるかどうかは、金利の見出しではなく、ご自身の物件の内見の件数と実際の反応を見てから決めていただくようお伝えしています。
9月に決まったこと
- 政策金利:1.25%(2026年9月18日 日本銀行 金融政策決定会合)
- 長期金利:3%(2026年9月1日・新発10年物国債利回り)
- フラット35:3.46%(2026年9月・返済期間21年以上35年以下の最低金利)
- 変動金利(優遇後):大手5行の平均1.163%(2026年9月時点)
変動金利は日本銀行の政策金利に、固定金利は市場の長期金利に連動します。
「3倍」は倍率の話
変動金利は年初の約0.4%から1.163%になりました。倍率では約3倍ですが、上がった幅は約0.8%です。
買主様の月々はいくら増えたか
5,000万円を35年で借りる場合(元利均等・ボーナス返済なしの試算):
- 年初:月12万7,595円
- 9月:月14万4,973円
差は月におよそ1万7,000円です。
売主に効くのは「借りられる額」
毎月14万円まで返せる買主様が、上限いっぱいで借りる場合の試算です。
- 年初:5,486万円
- 9月:4,828万円
差はおよそ660万円です。
変動で借りる人と固定で借りる人
ただ、銀行の多くは3〜4%の審査金利で審査しているため、変動金利で借りる方の審査上の借入額はまだ大きく変わっていません。住宅ローンは変動金利を選ぶ方が多数派です。先に影響を受けるのは、固定金利で買う方です。
いま売り出している方へ
- 「金利3倍」の見出しだけで売り出し価格を決めない
- 内見の件数と反応を、週ごとに見る
- 下げるかどうかは、反応が落ちたのを確かめてから決める
よくある質問
「金利3倍」とは本当ですか。
年初の約0.4%から1.2%前後になったので、倍率では約3倍です。ただ、上がった幅は約0.8%で、月々の返済で見ると5,000万円・35年で約1万7,000円の増加です。
なぜ変動金利の人は借りられる額が変わらないのですか。
銀行は、実際の金利ではなく3〜4%程度の「審査金利」で返済の負担を計算することが多いためです。変動金利の1.2%前後は、まだその下にあります。
固定金利の人はどうですか。
フラット35は2026年9月に3.46%(返済期間21〜35年の最低金利)で、固定金利で買う方は月々の返済が増え、借りられる額にも影響が出やすくなっています。
ご自身の場合はどうなるか、直接お聞かせください。
売ると決めていない段階の、査定だけ・相談だけでも構いません。お名前とご連絡先だけで申し込めます。